はじめに
この春、父は定年退職を迎え、僕は大学院の卒業、妹は大学を卒業します。 父の慰労と諸々の祝い事を兼ねて、家族旅行をすることに相成りました。 行き先は島根県。 出雲市を中心として観光してきました。 今回はこの旅行の記録をブログに付けていきたいと思います。
まぁ、ほとんどTwitterで書いていたことだらけなのであんまり新しい情報なんて無いです。
初日
初日は3月3日の朝、6時40分ごろに家を出発し横浜駅へ。 新幹線で西へ向かいます。 結構時間が早かったので車内ではぐっすりです。
ウトウトしつつも途中からは起きて車窓の景色を眺めていました。 岡山駅で新幹線を降り、乗り換えをして更に西へ。 山間部を駆け抜ける特急やくもの座席はガタゴト心地よく揺れていました。
眠りを誘う揺れに抗うこと無くスヤスヤと寝ているうちに、出雲市駅に到着しました。 構内をでた先の屋根には神様たちが描かれていました。
あまり時間もなかったため、大急ぎで次の乗り換えです。 出雲市駅から出雲大社へ向けて一畑電車というローカル線に乗り込みました。 ここではSuicaなどの電子マネーは使えなかったので、なんと切符を買って駅員さんに手で切ってもらいました。 一昔前までは(あるいは、この路線では)当たり前の光景だったのでしょうが、人生初だったのでなかなか新鮮でした。 いつか見たアニメの景色が、現実と地続きのものになった気がしてとても嬉しかったです。 一畑電車は随分可愛らしい一両編成、田畑が広がる穏やかな平野の中、曇り空の下を軽快に走っていきました。
一度乗り換えを挟んで到着した出雲大社前駅の道には随分冷たい風が吹きすさんでいました。 出雲大社へ行く前に、大通りの先にある大きな白い鳥居に向かって歩く道中、ガチガチ歯を鳴らして歩きました。 なんというか、「出雲大社」の文字が絶妙に下手だなぁって少し思ってしまった僕は不敬者です(白目)。 このあと一旦宿に荷物を起きに行ってから、出雲大社へ向かいました。
荷物を置いて身軽になって、いざ参拝へ! 雨煙る出雲大社の景色はなかなかに神秘的でした。 緩やかな傾斜の参道の両脇を松の木が立ち並び、灯籠が等間隔に設置されている中を歩ききって振り返ると、入口の鳥居が見えました。
いざご本尊、二礼四拍手一礼。 語呂合わせの5円玉を投げ入れて頭を下げます。 正直あんまり信心深い方ではありませんが、郷に入っては郷に従えといいますからね。 出雲大社は縁結びの神様でしたか、ありがたいことに縁にはすでに恵まれていますから、今の恋人との縁がより深く長くなるように願うにとどめました。
残念なことに、御朱印をもらっている最中に16時30分を過ぎてしまいまして、出雲大社の裏手側には入れませんでした。 二日目にリベンジです。
出雲大社をあとにして、その足で稲佐の浜へ向かいました。 30分ほど歩いたので結構疲れた……。 稲佐の浜にドンとそびえる岩の上、5mほどの高さに鳥居とお社がありました。 聞くところによるとあの位置まで海だったとか。本当かな……?
そういえばこの写真を撮影している時、僕の脇を一羽のカモメがすり抜けて飛んでいきました。 少し先の地面に降り立ったそのカモメに、残念だけど手持ちに食べ物はなにもないよ、声を掛けるとプイとそっぽを向いてまた別の方へ飛んでいきました。 あいつ、日本語理解ってるのか……?
また30分ほど歩いて宿に行き着くと、ロビーで生姜の効いた水餃子入のスープを頂きました。 途中雨がやんでいたとはいえ、寒風吹きすさぶ中をえっちらおっちら歩いて冷え切った体には染みました……。 晩ご飯まではのんびり長風呂をして過ごしました。
正直僕は、あの宿に一体いくらかかっているのかよくわからないんですが、見てください、これ。 定年祝を兼ねているとはいえ、いくらなんでもこの豪華さを見ちゃうと「奮発したなぁ……」とビビっちゃいました。
最後に夜鳴きそばを食べて、一日目は終了です。
二日目
二日目は早朝6時に起きて行動開始。 昨日行きそこねた出雲大社の裏手側を見に行きました。 パラパラと降る雨の中、裏手の社を見て回りました。 裏側から見る大社の姿もなかなか美しい……。
一廻りして、宿に戻ったら朝ご飯です。 親父、一体どんだけ奮発したんだよ……?
朝ご飯を食べて少しゆっくりしたら、宿を発って再び一畑電車に乗り込みます。 向かう先は足立美術館。 母と妹が行きたがっていたのでね。
雲が空を覆うどんよりとした天気ながら、それはそれで枯山水の趣もあるというもの。 この美術館では横山大観という画家の絵が飾られていました。 じっくり堪能させていただきました。
足立美術館をあとにして、最後の目的地、黄泉平坂へ行きました。 てっきりお社や建物があるものかと思っていましたが、案外そうでもないんですね。 本当に小さな石碑と鳥居、そして死んだ人へのメッセージを投函できるポストがあるばかりでした。
さて、これにて旅行の全日程を終了し、帰路へつきます。 帰りの電車は、寝台特急「サンライズ出雲」! 人生初(加えてたぶん人生最後)の寝台列車です。 帰りはこれに揺られてぐっすりでした~
終わりに
これにて家族旅行はおしまいです。 たぶん家族で旅行するのはこれが最後の機会だったでしょうし、そう考えるとなかなか感慨深いものがあります。 父も定年退職し、4月からは再雇用で働くそうですし、妹も大学院へ進学、僕も就職して社会人ですからね。
思えば、24年間もありがとうございました。 親父、お疲れ様。
随分楽しい旅でした。